新商品・新サービスの開発や起業を成功させるためには、
市場の需要を正確に把握することが不可欠です。
しかし、予算がない…そんなお悩みを抱えていませんか?
本記事では、0円で効果的に顧客の悩みを調査する方法をご紹介します。
この記事で学べる事
無料で実施できる具体的な悩み調査方法
オンラインツールを活用した効率的な収集テクニック
収集したデータを分析し、ビジネスに活かす方法
早速見ていきましょう!
WEBで行う無料の悩み調査方法
0円で市場調査を行う方法の1つめは、WEBで情報を収集する方法です。
インターネットにアクセスするだけで、膨大な情報を得ることができます。
この方法であれば、隙間時間を活用して情報を集めることも可能です。
Youtubeのコメント欄分析
WEBで行う無料の悩み調査方法の1つめは、Youtubeのコメント欄を分析する方法です。
以下の手順で行います。
- あなたの商品やサービスに関連するキーワードでYouTube検索を行う
- 上位に表示される動画のコメント欄を丁寧に読む
- 繰り返し出てくる悩みや質問をメモする
・返信の多いコメントに、特に注目してみましょう。
・否定的なコメントにも注目してみましょう。潜在的なニーズを示している可能性があります。
Yahoo知恵袋を活用
WEBで行う無料の悩み調査方法の2つめは、Yahoo知恵袋を活用する方法です。
以下の手順で行います。基本的には、Youtubeのコメント欄分析と同じです。
- Yahoo知恵袋で、関連するキーワードを検索
- 『解決済み』の質問を探す
- 質問内容と高評価の回答を確認する
・質問の仕方自体に、ユーザーの悩みが隠れていることがあります。
・似たような質問がたくさん出てくる場合、そこに大きなニーズが存在する可能性が高いです。
Amazonの商品レビュー調査
WEBで行う無料の悩み調査方法の3つめは、Amazonの商品レビューを分析する方法です。
有形商品の企画・開発を検討している場合は特にお勧めです。
- 類似商品や競合商品をAmazonで検索する
- ★1~3の評価を中心に読む
- 共通する不満や改善点を考える
・低評価レビューから、差別化ポイントを見つけられる可能性が高いです。
※配送に関するレビューは無視しましょう
・高評価レビューも、どの点が良いと評価されているのかチェックしましょう。
GoogleMapのレビュー分析
WEBで行う無料の悩み調査方法の4つめは、GoogleMapのレビューを分析する方法です。
飲食店等、店舗型ビジネスを考えている方にお勧めの方法です。
- 類似サービスを提供している店舗をGoogleMapで検索する
- レビューを読み込む
- 高評価・低評価レビューそれぞれの共通点を探す
SNSを活用した無料の悩み調査方法
SNSは、リアルタイムで人々の声を聞ける貴重な場所です。
ここでは、主要なSNSプラットフォームを使って、
顧客の悩みや要望を効果的に調査する方法を紹介します。
X(旧Twitter)で検索する
Xは情報がリアルタイムで流れるプラットフォームなので、
トレンドの情報や最新の情報を収集するのにおすすめです。
関連するキーワードで検索し
いいねやリポストが多い投稿を中心にチェックしてみましょう。
またXには、Grok(グロック)という生成AI機能も搭載されました。
有料プランに加入していないと使えない機能ですが、通常の生成AIとしても使えるほか、
自分が調べたいことに関連するポストをピックアップして紹介してくれます。
Xをよく使う方にお勧めです。
Instagramで検索する
こちらも基本的な情報収集の仕方は、Xと同じです。
ハッシュタグで検索し、人気の投稿内容と、そのコメント欄をチェックしましょう。
Instagramは見栄え重視のプラットフォームなので、ユーザーの理想像が見えやすいのが特徴です。
女性向けの商品や企画を考えている方に特におすすめの方法です。
AIを利用して情報収集する
生成AIはChatGPTをはじめ、様々な生成AIが登場しています。
情報収集という目的に対しては、AI駆動の検索エンジンを利用することで、新しい視点の獲得や、広範囲の情報を短時間で取集することが可能です。
ここでは、無料で利用可能なAIツールをご紹介します。
Perplexity
Perplexity(パープレキシティ)は、アカウント登録やログインなしで利用可能なAI検索エンジンです。
検索結果は、インターネット上から情報収集し、質問に対して信頼性の高い最新情報を提供してくれます。
Perplexityの特徴としては、
・既存のウェブページへのリンクを提供し、そこから情報をまとめて提供する
・特定の情報源に絞って検索することも可能なので、専門的なデータの収集に向いている
・回答速度が他のAIと比べてもトップスピードに速い
・無料で利用可能(有料版あり)
今すぐ何かを調べたい!というと時に特におすすめです。
Genspark
GensParkは、2023年に設立されたAI駆動の検索エンジンで、ユーザーの検索に基づいてリアルタイムで新しいページを作成してくれます。
GensParkの特徴としては、
・検索に対し新しいページ(Sparkpages)を生成するので、1つのページで必要な情報を全て得ることが可能
・様々な視点から情報を収集し、1つのまとまった形に整理してくれる
・SEOや商業的バイアスを排除し、信頼性の高い情報を提供してくれる
・無料で利用可能(2024年8月現在ベータ版での提供なので、今後有料になる可能性あり)
情報の精度を重視したい方にお勧めです。
身近な人から情報収集する
オンラインでの調査も重要ですが、実際に人と話すことで得られる情報もあります。
ここでは、身近な人々を対象に、費用をかけずに効果的なインタビューを行う方法を紹介します。
これまでご紹介した方法と異なり、直接人から話を聞けるので
参考にしやすい部分も多いです。
・インタビューで何を知りたいのか?ゴールを明確にしましょう。そしてそのゴールに向けて、核心的な質問をいくつか用意しましょう。
・「はい」「いいえ」で終わらない質問にすることを心掛けましょう。
・相手の回答に対して、「それはどういう意味ですか?」「何故そう思ったのですか?」等、積極的に質問をして深堀してみましょう。
また、堅苦しいインタビューではなく、日常会話の中に、軽く
「○○についてどう思う?」等聞いてみるのもお勧めです。
収集した情報をビジネスへ活かす
収集したデータを効果的に分析し、ビジネスの意思決定に活用する方法について紹介します。
データを整理して分析する
- 【分類分け】収集したデータを主要なテーマや特性ごとに分類します。エクセルやGoogleスプレッドシートなどのツールを使用すると効率的です。
- 【パターンを特定】繰り返し出てくるキーワードや傾向を見つけましょう。同時に、予想外の回答やマイナス要素のキーワードにも注目してみましょう。意外な着眼点がみつかるかもしれません。
- 【悩みや不満を特定】 ユーザーが抱える問題点や不満を列挙し、その重要度や緊急度を自分なりに評価します。
- 【ニーズの優先順位付け】 多くの人が求めているニーズをリストアップし、特に自分が解決策の提供が可能なニーズに焦点を当てます。
- 【市場調査】 不満やニーズが特定出来たら、それらを解決するサービスが無いか調べましょう。競合が対応していない領域があれば、その領域でビジネスを展開することができるかもしれません。
ここまで情報を分析できたら、ビジネスプランを組み立てててみましょう。
【まとめ】
いかがでしたでしょか?
今回は、0円で実施可能な市場調査法補遺について紹介しました。
重要なのは、単なるデータ収集に終わらせず、そこから得られた情報を実際のビジネスプランに落とし込むことです。
顧客の声に耳を傾け、その悩みを解決する商品やサービスを提供することで、あなたのビジネスは成功への第一歩を踏み出せるでしょう。