今回は、これからネットショップを開業しようと考えている方必見!
ネットショップは一度開業すると、簡単に他のサービスに乗り換えることが難しいため、慎重に選ぶ必要があります。
本記事では、ネットショップ構築サービスを様々な観点から比較します。
あなたの目的に合ったサービスを見つけてください。
✅こんな方にお勧め
✅これからオンライン販売を開始しようと考えている方
✅どのサービスを利用したら良いか迷っている方
✅できるだけコストを抑えたい方
✅初めは小規模でコストを抑えて、将来的には同じサービス内で規模を大きくしていきたい
ネットショップ構築サービスとは?
ネットショップ構築サービスとは、
ECサイトを自社で構築・運営するためのシステムです。
デザインやコンテンツ、商品ページの作成、ショッピングカート機能や決済機能、商品管理機能などがひとまとめにされており、専門的な知識がなくても簡単にECサイトを構築できるものもあります。
オンラインで商品を売るためには、必ずと言っていいほど利用することになるサービスです。
ネットショップ構築サービスを選ぶ時のポイント
実際に、どのサービスを選ぶかは、商品の特徴や、販売の規模、今後の展望や費用など、様々な面を考慮して決める必要があります。
以下の5つの観点から、自身の商品にあっているサービスを選ぶのがおすすめです。
- 予算:初期費用と運用コストが適切か
- 技術力:自分または自社の技術スキルにあっているか
- 商品特性:扱う商品に適した機能があるか
- 成長計画:将来の拡大に対応できるか
- サポート体制:必要なサポートが受けられるか
低コストで簡単に始められるサービス
BASE
- 特徴:直感的に操作が可能。ショップ開設から、販売開始まで約30分程度で完了する手軽さ
- メリット:ショップ開設手数料が安い、スマホアプリに対応している
- デメリット:カスタマイズ性に制限あり
BASEは日本発のサービスで、個人〜小規模ビジネスにおすすめのサービスです。
面倒な書類提出や、時間のかかる決済審査がなく、開業までの手続きがシンプルでわかりやすいのが特徴です。
また、全国の商業施設・スペースでPOPUPの出店も可能です。出展料は無料で、出店前後のやり取りも、BASEがサポートしてくれるサービスもあります。
STORES
- 特徴:初期・月額費用無料プラン有り。デザインテンプレートはBASEより豊富。
- メリット:SNS連携が強力。アプリ不要のLINE決済に対応している。
- デメリット:月額費用がやや高め
STORESも日本初のサービスで、中規模ビジネスにおすすめのサービスです。
SUZURI(スズリ)
- 特徴:オリジナルグッズ販売に特化している
- メリット:在庫管理不要、低リスクで開始可能。初期費用不要。
- デメリット:販売商品のジャンルが限定的。
SUZURIは、画像データを1枚アップロードするだけで
オリジナルアイテムを作成することができるサービスです。
販売する側は、サービス利用料および販売手数料が一切かからないため、低リスクで商品の販売が可能です。
販売するアイテムに対しトリブンを設定し販売することで、商品が売れた際、トリブンがそのまま利益になります。
既にある製品(Tシャツやスマホケースなど)にイラスト等をプリントして販売するため、形のある商品を持っている方には向かないサービスです。
イラストレーターや動画クリエイター等、クリエイターの方におすすめのサービスです。
多機能・拡張性重視のサービス
EC-CUBE
- 特徴:オープンソースのECサイト構築プラットフォーム。
- メリット:独自の要件に合わせて細かなカスタマイズが可能。
プラグインを利用することで機能を追加・拡張できる。 - デメリット:設定、運用に一定の知識が求められる。
セキュリティ管理は自社で行う必要があるため、セキュリティ面の対策が必要。
EC-CUBEは、特に独自性の高いECサイトを構築したい事業者や、将来的な拡張性を見据えている企業におすすめです。
サポート体制万全!老舗ショップ構築サービス
shopserve(ショップサーブ)
- 特徴:25年間、D2C(製造者が、小売店や代理店を通さず、ダイレクトに消費者と取引すること)サービス専門で提供している老舗サービス。
- メリット:25年分の実績が存在する。専任のサポーターが就くので、いろいろ相談できる。越境ECにも対応している。定期販売向けのサービスもある。
- デメリット:月額費用が高め。機能がたくさんあるため、初心者には使いづらいと感じることも。
shopserveは、25年という、業界の中でも長期にわたって続いているサービスです。また、専属の担当者が就くので、あなたの会社にあったサービスを提案してくれます。また老舗というだけあって、単なるネットショップのみならず、ECサイトを運営する為に必要な機能のほとんどが提供されているのも特徴です。
専任の担当者に相談しながら運営していきたいという方や、商品販売以外の要素も含むECサイトを運営していきたいと考える方におすすめのサービスです。
COLOR ME(カラーミーショップ)
- 特徴:16年間継続している老舗サービス。サポート機能が充実している。
- メリット:スマートフォン向けの表示に強い。サポート体制が充実しており、プレミアムプランの場合、アドバイザーが担当してくれる。
- デメリット:大量の商品管理や複雑な運用には向いていない。独自ドメインは有料オプション。
COLOR MEも、プランによっては専属のサポーターが担当してくれるため、プロに相談しながらサイトを運営したいという方におすすめです。
海外販売に強いサービス
Shopify(ショッピファイ)
- 特徴:ストア作成が簡単にできる。拡張性が高い。
- メリット:海外展開に強い。8,000を超える拡張アプリが存在するので、自社のビジネスの成長に合わせてサイトの拡張が可能。
- デメリット:月額費用と決済機能がやや高め。日本語対応が不十分な部分も
Shopifyは、カナダ発のEコマースプラットフォームです。
海外での販売に強い為、グローバル展開を視野に入れている方におすすめです。
Wix
- 特徴:WEBサイトビルダーとEコマース機能が統合している。
- メリット:直感的に操作可能で、使いやすい。ECサイトやブログ等、多様な目的に対応可能。
- デメリット:多目的に対応可能な分、それぞれの機能性は不十分なところも
Wixは日本ではあまり有名ではありませんが、海外では一般的に使用されているサービスの1つです。
ECだけではなく、総合的なWEBサイトを作りたい方、デザイン重視のデザイナーやクリエイターにおすすめです。
モール
Amazon
- 特徴:世界最大のECプラットフォームです。高い知名度を誇っており、それゆえの信頼感もあります。
- メリット:膨大な顧客がいます。FBAと呼ばれるサービスを利用することで、在庫をAmazonの倉庫で管理することが可能です。発送もAmazonが代行してくれます。
- デメリット:出店者が多く、競争が激しいです。手数料が比較的高いです。
楽天
- 特徴:日本最大級のECモールです。国内発ECプラットフォームでは、最大規模です。
- メリット:何と言っても楽天経済圏の活用。こちらも膨大な顧客基盤が特徴です。Amazonと同じく、楽天ロジスティクスというサービスを利用することで、商品の発送を楽天が代行してくれます。
- デメリット:出店審査があります。独自の運営ルールへの適応が必要です。手数料が高いです。
自作のイラストや写真を使ってグッズを販売したい方はSUZURI
自作のイラストや写真を利用したグッズを販売したい方は
SUZURI(スズリ)がおすすめです。
SUZURIは、Tシャツやグラスなどの既製品に対し、自身がアップロードした画像をプリントして販売します。
注文が入ると工場でグッズを制作し、工場から直接配送されるため、
在庫を持たずに販売することが可能です。
また、作られたグッズは工場から直接配送されるため、出荷作業は不要なのも嬉しいポイントです。
初期費用や月額利用料はかからないため、販売を開始しやすいのも特徴です。
有形商材を小規模で販売したい方はBASE
上述のイラストや写真を利用した商品展開ではなく、自作の商品(例えばハンドメイドのアクセサリーなど)などを販売したい方は、BASEがおすすめです。
BASEのスタンダードプランは、初期費用と月額利用が無料なので、
気軽にショップを開業することができます。
商品が売れた時に初めて、以下の費用が発生します。
- 決済手数料:3.6%+40円
- サービス利用料:3%
こちらは月額費用がかかりますが、その分手数料が安くなります。
- 決済手数料:2.9%
- サービス利用料:0円
繁忙期と閑散期でプランを切り替えるなど、ご自身の状況に合わせて利用することが可能です。
有形商材を中規模~大規模で販売したい方はShopserve
月額利用料は少し高めですが、ネットショップ構築サービスの中でも老舗で、25年間積み上げてきた実績があります。
また、
- 定期購入や
- アソート機能、
- 3温帯(常温・冷凍・冷蔵)に応じた送料設定等
商材を選ばず、ネットショップに必要な機能が豊富にそろっています。
決済サービスも豊富で、越境ECの機能も備わっており、
専任の担当者がついてくれているので、困ったときはすぐに相談することが可能です。
あらゆる機能を1つのサービスで管理したい、
プロに相談しながら運営したい方には特におすすめのサービスと言えます。
海外に商品を販売したい方はShopify
海外に向けて有形商材を販売したいと考えている方には、Shopifyがおすすめです。
Shopifyは、世界170か国で利用されており、決済の方法も100種類以上に対応しています。
また、50以上の言語に対応しており、アプリを利用すると自動翻訳してくれます。
ショップを開設した後の集客は全て自分で行う必要があります。
また、国によって輸入が禁止されている成分や商品があるため、注意が必要です。特に、食品や化粧品などを販売する場合は、成分ごとに確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ネットショップ構築サービスそれぞれに特徴があり、どのサービスを選ぶかによって、ビジネスの成功が変わる可能性があります。
無料トライアルや体験版を提供しているサービスも多いので、
実際に利用を開始する前に、使い勝手を確認することをおすすめします。
また、人によって、メリット・デメリットは変わりますので
自社の技術力、予算、商品特性、成長計画、必要なサポートレベルを考慮し、最適なサービスを選びましょう。